Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」
セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。
経歴・学術論文等はこちら:
https://researchmap.jp/katagirinoriyuki
ブルースカイはこちら @norikatagiri.bsky.social。
執筆、講演等の仕事の依頼は nori.katagiri@slu.edu までお願いします。
研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (
https://academic.oup.com/isagsq
) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (
https://contents.nii.ac.jp/justice
) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。
2009年09月
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2009年09月29日
10:14
ブログの更新
カテゴリ
事務
ブログの更新、できなくてすみません。ここ最近人生の中でも最も忙しくて重要な時期に直面していて、自分の最高の力を毎秒発揮しなくてはならない日が続いています。どこのどなたかは分かりませんが、毎日100人以上の方々がこのブログをチェックしてくれて本当の申し訳なく思います。ただ、こんな時こそ励ましのようなメールがあればとても嬉しく思いますので何かあればお気軽にご連絡下さい。必ず返信します。
2009年09月27日
00:36
休みなき週末
カテゴリ
教育・TA・学部
週末なのにも関わらず土曜は7時起床。眠い目を擦りながら朝食を取った後、すぐに大学に赴き仕事開始。学部寄って郵便局寄って図書館寄って。
遊びてー。
-----
博士過程で私が学んだ事の一つに、良い後輩を持つ大切さがある。
この数年の間、私の学部のライアン、ティム、ロゼラ、バーバラら将来有望な後輩に何度も助けられてきた。論文の構成、主張、データの扱い方など、私や指導教授らが思いもしなかった問題点を数々指摘し、さらにその解決法を伝えてくれる。博士論文とは別に進めている論文も、私が頼めば多くの時間と労力を割いて読んでくれ、建設的な意見を惜しむ事なく共有してくれる。就活に関するアドバイスでさえ、後輩の彼らがくれるのである。
私の学部には国際関係学を専攻して卒業した人間はここ数年数えるほどである。また、このブログに何度も書いている通り、私には日本人の先輩と呼べる人が誰一人いない。ハードな軍事学をマスターし先を行く同胞の先輩がアメリカどこを見てもいない。私の学部に長い間いる人に尋ねても、日本人の博士候補がいたと記憶している人はいない。私がペンに来てからも、学部のビルの中で日本語を使った記憶はほとんどない。従って私には問題に直面しても相談できる、母国語を使って心を開いて話しをする先輩がおらず、必然的に同期や、軍事問題を専門にする後輩に頼らざるを得ないのである。
2009年09月25日
08:20
スローダウン
カテゴリ
日記
理想の頻度でブログの更新ができていない。授業の準備、就活、そして博士論文の執筆に追われ、落ち着いて日本語で考え書き込む心の余裕もできない。
昨日、イラク戦争の分析に必要な図書、On Point II がようやく届いた。アメリカの国立印刷局から取り寄せていたパッケージを開けてみると中には総数600?の分厚い本が一冊。2・3?の重さの代物で、片手で持っていると10秒位で手が疲れる。どう読んでいこうか。
博士論文完成版提出まで残り2ヶ月ちょい。行ったれ。
2009年09月22日
09:31
行ったるぜニュー・オーリンズ
カテゴリ
博士論文
週末を使って博士論文の最後の章を書き始めた。この時点で最も大切な事は、他の章と構成と質のレベルを一致させ、さらにメインの主張に一番強い史実的なバックアップをする事である。なので既に完成した章からテンプレートを持ち入れ執筆すること数時間、20?ほどのペーパーができあがった。博士論文全体を提出するまであと2ヶ月。これから少しずつ忙しくなるだろうが時間は充分あるだろう。
先ほど国際関係学会からメールがあり、
来年2月の学会
の発表に合格したとの報を受けた。博士論文以外の研究を2つ提案していたのだが、それが両方合格してしまったため、嬉しいのと同時に少し大変そうだ。博士論文のディフェンスは2月の上旬を予定しているので、予定通りに行けばこの学会が私の「博士」デビューとなる。
開催地はルイジアナ州の
ニュー・オーリンズ
。
他に行かれる予定の日本人の方がいらっしゃればお気軽にご連絡下さい。現地でお会いできればと思います。
2009年09月20日
11:53
秘密の研究トピック2こ
カテゴリ
国際関係学のススメ
このブログに書き続けているように、私の博士論文やその他諸々の研究は基本的に国際安全保障、とりわけ非通常紛争の類である。ただ一方で、それらに全く関係のない分野のネタにも実はかなり興味を持っている。それは2つある。
1.
天文学。実は私の大学時代の理系の履修科目は天文学である。星とか隕石とか星雲とか、昔から好きな分野だったので、勉強も楽しくて成績も2年間でオールAである。大学近くの天文台にも何度か通ったし、プラネタリウムとか大好きである。この興味を生かして何とか国際関係学に絡めて学問に貢献したい。今私の分野で進んでいるのは軍事技術が宇宙の要素をどう用いて国家間の関係にどう影響を与えているのかなどがあるが、それ以上は機密度が高いためか、一般の研究は進んでいない。例えば隕石を使って戦争に勝つ方法とか、FFとかドラえもんで出てきそうな事、政治学でできんかね。
2.
南太平洋の国際関係。発展途上国に行って分かった。やっぱり俺は贅沢な生活をしながら研究したいと。ビーチに囲まれ、豪華なホテルに泊まって、マリンブルーの海でたまに泳ぎながら研究したい。アメリカも、東アジアも、ヨーロッパもいい感じだが、タヒチ、キリバス、グアム、フィジーなんかにゃ敵わない。要は政治学でホットなネタを南太平洋にいかに結びつけるかである。
2009年09月19日
04:01
政治学部の歓迎会
カテゴリ
教育・TA・学部
ここ数日、学部内を走り回っていた毎日だったが今日金曜日は久しぶりのオフ。地元のデパートにて新しい洋服とベルトを購入。その後は指導教授のエイブリーから先日頂いたコメントを使って博士論文の理論の章をエディティング。また、結論の章で用いるイラク戦争の分析を進め書き込み、最後の事例である20世紀初頭のソマリア戦争(対イギリス)の研究を進める。
昨晩は我が学部の新入生の歓迎会が開かれた。13人の若い精鋭を暖かく迎え入れ、彼らと楽しい時間を過ごす事ができた。国際関係、比較政治、アメリカ政治、そして政治思想など専門分野は多岐に渡る。その中の一人は台湾系アメリカ人のジョーで、東アジアの国際安全保障を専門にする予定だとの事、従って私の研究興味とも近いという事で盛り上がった。私は今年で卒業がほぼ決まってしまったため1年のみの付き合いとなるが、それまでの10ヶ月の間でいい友人関係が築ければと思う。
写真
:レニニズムが今も強く残るベトナムはハノイの革命博物館にて撮影。今年7月。
2009年09月16日
08:11
俺だよ、俺俺w
カテゴリ
日記
一瞬チュートリアルの徳井に似てもなくないこの写真。
俺だよ、俺俺w
先日トロントでの学会で開かれたジャパンディナーにて、日本から来られた教授に撮って頂いた写真です。
2009年09月15日
09:15
NC発表会のホテルの写真
カテゴリ
写真
今回のエントリーは発表会で使ったホテルの写真。場所は
Residence Inn Chapel Hill
。部屋のサイズ、静けさ、心地よさも全て最高。加えて朝食も美味しかった。
2009年09月14日
00:18
日本人初参加の安保会議から帰宅
カテゴリ
写真
土曜夜、発表会から帰宅。
今回の発表会は人生でも限られるほど楽しい、自分のためになる大きな経験になった。
初日の
金曜日
は朝から政治学者と歴史学者が4人、一人ずつ交代で発表していった。友人のネギーンの発表は国際政治における核拡散の戦略に関わる、ゲーム理論を使った面白いものだった。午後は3人の新しい友人が発表。
夜は
6時
ごろから、ノースカロライナ大キャンパス近くのイタリアン・レストランにて参加者全員で夕食会。同じ立場の発表者や、今年の博士候補の目玉の一人であるポールやネギーンらと楽しい時間を過ごす事ができた。
午後9時過ぎ
、ホテルに到着。
翌日土曜の正午からは私の発表の出番。ホテルに到着するや否や準備を開始。先日我が学部で行った
発表練習
で後輩からもらった意見を元にパワーポイントを再構築しながら練習するのに時間がかかり、
午前1時半
、ようやく就寝。
土曜
朝、
4時
起床。コーヒーを立て続けに3杯飲み、ひたすら発表の準備。30人ほどの観客を想像して、自分の部屋で一人で何度も何度も話し続ける。こんな隠れた猛練習など、ここに書かない限り誰も分からない。
午前9時
、発表会の2日目が開始。今回新しく友人になったポールの発表はやはり高度なもので、恐らく今回一番質の高いものだったと思う。
正午近く
、私の出番が始まる。何度も練習していたのにも関わらず、最初の数分はなぜか緊張し、思っていた通りの口調で話せなかった。更に、予め準備していた結構重要なポイントもミスして話してしまい、少し後悔の残る発表になってしまった。更には、私の討議者の歴史学の教授からは非常に強い口調で研究内容を批判され、後ほど皆と話してみると、発表者7人の中でどうやら私が最も強く批評されたパネリストだったようである。
今回再び学んだことは、どんなに努力を重ね、人一倍頑張っても、その直後に結果が出ない場合があるという事である。私は自分が背負っている幾つかのハンディキャップを最小限に留めようと、他の人ができない努力を続けているが時にはそれがかなわない場合もある。ただ私のまだ短い人生の中で知っている事は、そんな努力も必ず後で返ってくるし、自分で気付かないかも知れないが、周りの人はそんな努力を密かに評価していたりするものでもある。
同時に実は、幾つかの進歩もあった。私を強く批判した教授には予想以上に上手く対応して質問に答えることができた。私もペンという素晴らしいプログラムの教授陣に質の高い教育とトレーニングを受けている。当然の事である。更に、前回後輩が助けてくれたこともあり、弱点だと思っていた質疑応答(30分間、参加者30人ほどを含む)の時間では予想以上に上手くできた。この博士論文はもう3度ほど公共の場で発表しているので、私が受ける質問にも幾つかのパターンがあるし、私もそれを想定して練習を続けている。これは少しずつだがそのうち、大きな自信に変わるだろう。
今回の発表会では新しい友人ができただけでなく、本当に多くのことを学んだ。実際に研究会やジョブトークに招待されるいわゆる本番では、今回よりももっと上手くやれるだろうという確信が、少しずつだが大きくなってゆくだろう。
-----
帰りの飛行機で同じだったポールとはいい友人関係が築けそうだ。将来のアメリカでの安全保障の研究の最先端を行くであろう彼と知り合え、そしてネギーンを含む、現在の我々の世代(年)のトップを走る優秀なみんなに一時的とは言え、追いつく事ができて嬉しく思う。
-----
http://www.pubpol.duke.edu/centers/tiss/programs/reports/nfreportsindex.php
このリストを見てみると、この発表会に参加した日本人の安全保障の研究者の名前は誰一人なかった。何度もここに書いている様に、私は世界に挑戦する日本人研究者の強いサポーターである。自分の名がここに初めて書かれることを誇りに思うのと同時に、これからも毎年のように、邦人が参加できるようになればと思う。
2009年09月11日
12:30
9年ぶりのカロライナ
カテゴリ
博士論文
夕方の飛行機でノースカロライナ州は
チャペル・ヒル
に到着。大学卒業以来のアメリカ南部、9年ぶりのカロライナである。チャペル・ヒルである。「礼拝堂のある丘」である。そしてもちろん、マイケル・ジョーダンである。
遅れた飛行機から降り、空港からタクシーで乗り付けると、そこは豪華なホテル。トロントに続いて再びスイート・ルームを与えられてウキウキしている。
ホテルに着くと今回の事務方の代表カロリンと、別の博士候補二人が私を待っていてくれ暖かく迎えてくれた。4人で軽く乾杯して私はようやくチェックイン。部屋で落ち着いてこのエントリーを書き入れている。
私の博士論文の研究で、他の大学から興味を持ってもらったのは今回が初めてで、自分のやって来たことが間違っていなかったと、ペン外部の人間から認められたのはとても嬉しい。この論文には今まで多くを犠牲にして本当に頑張って来たのであえて謙遜はしないが(自分の努力に失礼である)、その努力が実って外部から招聘されるのは格別な気持ちである。
せっかく持ってもらった期待、裏切らないよう頑張ろう。
カンファレンス
は明日朝から始まります。
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