Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2022年02月

アノニマスによる対露サイバー戦争

ウクライナを背景に激化するサイバー戦争だが、英ガーディアンに面白い記事があった。



ロシアに対して宣戦布告するアノニマス。社会正義に基づく行動は過去のと一貫しているが、この動きを正確に予測していた人間は私は知らない。

ウクライナで繰り広げられる通常戦争をサイバーのドメインが入り込み複雑化している状態だが、現時点ではその影響は制限されている。「クロスドメイン」と呼びたいところだが、少し気を付ける必要がある。

まず、サイバー攻撃が軍事作戦に悪影響をもたらした例は挙げられていない。後程この影響は徐々に表れるかもしれない。そしてもう一方で、軍事作戦がハッカーの活動を制御しているとの証拠もない。つまり、複数のドメインで力が運用されているが、それらは必ずしも交差(クロス)していない状態である。

アメリカによる対露サイバー攻撃の可能性

バランスのとれた良い記事だ。今回のウクライナ情勢に関する、アメリカによる対露サイバー攻撃の可能性は現段階で不明だが、政府関係者がどこを狙っているのかが伝わってくる。ただ、今後の状況次第で変わる可能性は高い。




ウクライナ関連の Cyberscoop の記事はこちらから

ウクライナ関連の Cyberscoop の記事はこちらから。全て無料で読めるはず。デマや偽情報がネット上で跋扈する今日、このサイトはかなり信用できる。


「専門家」による「予想」には気を付けてください

メディアでは偽情報や無責任な予想が跋扈している。以前からのトレンドだが、今回のウクライナ情勢でも顕著に見られる。例えば、日本の一部メディアが大好きなこの「専門家」でさえ、このような見解を垂れ流し、予想が見事に外れていた。



このツイッターを削除していないだけ「まし」だが、「専門家」による酷い予想である。

ロシアは SWIFT から外される・外されない、この戦争ではロシアは勝つ・負ける、キエフは長くは持たない、など、様々な予想がされ、日本語でも簡単に読むことができる。

日本でも、大学教授や政治学者を含めた多くの専門家が今後の予想をしている。メディアのリクエストに真摯に答えている場合もあるが、自発的にも行っている。これらは人災を直接引き起こす可能性のある、とてもリスクのある行動だ。未来学の専門家でもないのなら、自分が何を言っているのか、気を付けるべきだ。無責任な言動は慎んでほしい。

無責任な予想をし、聴者をミスリードし続ける専門家が多くなれば、一体我々は誰の意見を聞くべきなのか。

Journal of Cybersecurity にて査読論文が合格

Journal of Cybersecurity にて査読論文が合格した。この論文は、去年の国際関係学会の中西部会で発表したもので、サイバーと軍事面におけるクロスドメイン攻撃がなぜ「稀」なのかについて説明している。

もちろん、今回のウクライナ情勢でのクロスドメイン運用には注目しています。

出版される際にはここでまた連絡します。





ロシアによるウクライナ侵攻を非難するオランダの大学機構

オランダの大学機構が、ロシアによるウクライナ侵攻を非難している。



しかもオランダ語と英語の両方で。リツイートできるようにもなっている。他の国々の大学機構は後を追うか?

模擬国連の二日目の模様

木曜日の午後は授業の後で模擬国連の会場に寄った。幾つもの議論を聴講したが、数百人の参加者の熱意がしっかり伝わってきた。

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セントルイス大学の雪の朝

ウクライナへの攻撃が始まった朝の大学の様子。朝から雪と雨だったため学生の数は普段より少なかった。

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いつも鯉のいる池は凍っていた。
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模擬国連@中西部の模様

水曜日午後から今年度のアメリカ中西部模擬国連が始まった。今回は大学の顧問として参加。普段は教室でしか関わらない学生が、模擬国連で活躍するところを見届けるのが仕事である。

雪の降る街をドライブし、開催地のシェラトンホテルに到着。
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会場のホテル。
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開会式に参加した。意外に盛り上がった。
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熱心に聞き入る他大学の代表たち。
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模擬国連側のアルバムから。左の最後列の一番右に座っている。
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ウォーリーを探せ!
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Global Studies Quarterly にて論文合格

Global Studies Quarterly に提出していた論文が2度の査読を終え、出版されることになった。この論文はコロナ騒動とサイバー安全保障の関係を分析したもの。

私はこのジャーナルの編集委員であるため多少の偏見があるのかもしれないが、ここの編集委員会は極めて優秀で、もの凄く早いスピードで査読を行っていた。査読者との連携も素晴らしく、相手からは非常に有効で建築的な意見をもらい、論文の質を向上させることができた。
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