Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2023年04月

フィラデルフィア再訪

数年ぶりにフィラデルフィアを訪問した。

今回の目的は私の博士課程時代の指導教官のエイブリーが退任するということで夕食会が開かれ、それに参加するためだ。もう10年くらい会っていなかったが見た目は全然変わっていなかった。元気にしているようで久しぶりに会えてよかった。そしてしっかり感謝の気持ちを伝えることができてよかった。

パーティで再会したのは、このブログでも何度も登場しているエド、ルディ、そしてロジャース。久しぶりに話をして楽しい時間を過ごすことができた。

写真は帰りの飛行機の窓から見えたフィラデルフィアの摩天楼。次の訪問はいつになるのだろうか。

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ハーバードでの講演

少し遅くなったが今月上旬、ハーバード大学の日米プログラムで講演した。研究者としてとても良い経験になったのと同時に、講演先の日米プログラムの更なる発展に少しでも貢献できたことを嬉しく思う。



対面式の参加者は10人ほどだったが、オンラインでは25名ほどだったようだ。翌日、イギリスから聞いていた学生からメールがあり、この分野での研究をするべくインタビューをさせてくれと依頼があった。

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また、講演の後は参加者数名との昼食会。そしてその後は別の場所で日本政府の方々と少し歓談する機会があり、ここ最近の日本の防衛政策など話に花が咲いた。

プレジデント「ついに最優秀層の東大離れが始まった…最強私立・開成高校で10人に1人が海外進学を考えるワケ 」

今後の日本の大学教育に影響を与える可能性のある変化を、この記事が示している。



海外大学留学経験者として基本的に支持する方向だ。私が留学した1年目は日本人の留学生も多く、当時の仲間も様々なところに落ち着いた。その後は徐々に減っていった。それもあり、海外の優秀な大学で日本人を見る機会は非常に限られている。数日前に訪れたハーバードでも、日本人の学生が少ないと耳にした。

一方で、この海外留学志向がどこまで長続きするかについては少し懐疑的だ。その理由は、最終的には雇用側が入社選考及び昇進の過程で海外卒の能力をどこまで認め、評価するかにより、留学を始めようとする意欲が変化するからだ。

優秀な高校卒業生の多くは一般的に、大学卒業後は官庁や大企業に勤めることを望むだろうが、為替やその時の経済状況に加えて、日本社会の雇用政策が基本的に留学生の数に大きな影響を及ぼすと考える。

東洋経済「日本より便利?アジア各国「空港鉄道」最新事情」

首都と主要空港を結ぶ鉄道を比較する、中々珍しい良記事だ。



少し日本の空港に否定的だとの印象を持つが、それは関東地域の交通状態の成熟さと複雑さにも起因するため、必ずしも他国のとは同じ土俵で比較することはフェアではない。

一方で関東地域の二大空港を比較すると、ここ数年の間で羽田の利便性が抜群に向上していると感じる。京成品川へ出るのがいかに簡単で安いか。逆に成田の場合、都心への距離が長いため時間とコストがかさばる点に加え、特急の本数があまりにも少ないので使いにくい。

記事でも指摘されているように、新宿へ出る場合は羽田からは難しいかもしれないが、総合的に見れば羽田の優勢は増加し続けていると感じる。

バイデン再び出馬す

再選出馬を表明したバイデンだが、少し複雑な気分だ。

もちろん共和党の候補のほとんどよりは「まし」な候補になるだろうが、この2年でバイデンが「残した」成果があるのなら、それには多くの疑問が残る。

人種差別、銃犯罪、中絶、教育環境などの大きな国内問題で大きな進歩は見れず、共和党の多くの州で二極化が進んだ。一方で気候変動、ウクライナ情勢、米中関係を含めた国際関係も向上していない。バイデンの外交政策への期待は薄れている。

もちろん、我々個人がどのような期待をどれだけするかによりその評価は異なるが、私にとっては大きなファンファーレで迎えることは残念ながらできない。

アメリカの民主党にも新しい風を吹かせるべきだが、若い世代はバイデンに挑戦するという意思が欠けているようだ。

ミリレポ「米国、最強特殊部隊チーム6 DEVGRUを使ってスーダンから大使館職員を退避させる」

アメリカは在スーダン大使館員の退避のためにデヴグルを投入との記事。



現時点では自衛隊機による日本大使館員の退避はまだのようだ。一方で、


Global Studies Quarterly 副編集長としての仕事

Global Studies Quarterly の副編集長としての仕事が捗っている。

査読者と意思疎通をしながら提出された論文を評価し、編集長に自分の判断を伝える、というのが自分の主な仕事だ。既に何本かの論文を担当している。

数年前まではあまり興味を感じることのなかった仕事だが、やってみると中々面白い。編集長との関係がその仕事の内容に大きく影響を与えると感じるが、彼らと仕事をし始めてから3年経過し、二人とも責任感が相当強くしっかり仕事をしているとの印象を持っている。

そして今まで通り、GSQではいつでも投稿をお待ちしています。我々の査読は他紙と比べて早く(そして正確!)、3か月以上かかることはほぼありませんし、基本的に1・2か月ほどで終わらせております。

ヨーロッパのサイバー戦略の論文を大幅改稿

ここ数か月の間で進めているヨーロッパのサイバー戦略の論文に、大幅な書き換えを行った。これは去年オーストリアの大学でズーム発表した論文で、元々はイギリスの戦略に焦点を置き、それが欧州各国にどのような影響を与えているのか、について調べていた。



その時の討論で頂いたフィードバックは必ずしも肯定的なものではなく、その後しばらく試行錯誤が続き、方向性に悩んでいた。が、先月イギリスを訪れ現地の専門家と話をし再考し続けた結果、論文の構成を大きく変えることで自分を納得することができた。幸い、今まで集めてきた詳細はその論文でも使えるし、大きな時間を失ったわけでもないが、自分の気に入った内容の論文を仕上げるのは中々簡単なことではない、と再び感じた。

久しぶりの学部飲み会

金曜日は月一の学部会議のあと、学部の同僚と久しぶりに飲みに行った。場所は学部から歩いて10分のハンフリーズ。



数年前までは中に入るのも躊躇するような店だったが、改築してからは評判が向上し、数年ぶりに入店した。

滞在時間は1時間強だったが、話は弾んだ。今夏の予定から各々の家族の話まで幅広く、ビール僅か一杯で楽しい時間を過ごすことができた。

東洋経済「 安すぎる「日本の初任給」最低賃金のたった1.31倍 」

とても分かりやすい、良い記事だ。



日本人の転職率の低さが賃金の低さと関係している点はよくわかる。日本では新卒を意味もなく重宝する。「プロパー」などという言葉がまさにそれだが、現実的に中身が伴っていない。この文化は変えるべきだ。

「社会人」は自分の価値を高めるために普段から努力し新しいスキルを得、その価値をしっかり評価してくれる会社に移るよう、意識改革する必要がある。


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