Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2024年04月

サイバーセキュリティに関するR&R論文

改訂しているあるサイバーセキュリティに関するR&Rは元々少し前に完成していたのに加え、最初の査読自体に8か月かかっていたこともあり、使ったデータが少し古く、サイバー環境に関する叙述も新しく変えなくてはならない部分が多い。

それもあり、与えられた1か月の間でデータ集めをし、内容を維持した形で新しい情報を取り入れている。これが中々難しい作業だ。査読者がどこまで何を求められているのか、どれほどまで変えるのが適切なのかを考えながらタイプしている。幸いこのジャーナルの編集チームは基本的にこちらの好きなようにさせてくれる傾向が強いため、自分の判断に任せて改訂することができる。

夏のセントルイス2

少し遠出をして歩いた散歩道にて。釣りをするカヌーが二隻。

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日経ビジネス「「もう批判しない、自分でやる」 理想の大学づくり始動 楽園生活に終止符」

去年の記事だが読む価値がある。



強調すべき点は以下の通り。

「日本ほど学生が勉強せずに、大学生活をエンジョイしている国は、ほかにないのではないか。必死に勉強している海外の大学生との間に、学力で大きな差が生じている」

「大して勉強しなくてもほとんどの学生が卒業できる。成績が悪くても就職できる」

「バブル崩壊以降、日本経済が約30年間も停滞しており、間接的ながら、日本の大学教育のあり方が問われている」

早急な改革が必要なのは明らかだが、今の親の世代がまさにこの「大学=楽園」の世代であるため、その子供たちに学問の重要性を説かせることは難しいだろう。日本経済の動向に大学教育が関わる限り、それを上昇させるには長期の努力と時間がかかるはずだ。短期の状況改善は目指す、目的を持ってしっかり改革してゆく必要がある。

大学教員を含んだ教育者を中心とした意見を大きく取り上げ、それを経済復興に直結させるための改革案を引き出すことが大切になるだろう。

同僚ケンの引退セレモニー

金曜日の午後は毎月恒例の学部会議の後、大学の別の場所に移動して同僚のケンの引退式を行った。

学部会議はいつものことながら後半で荒れに荒れ、当日の目的だった案件を完結させることができなかったが、時間が来たので強制的に終わらせ、みんな各々の車に乗り込み会場に向かった。

クレアとメアリーのサポートもあり会場はよく準備されていて、食事もとても良かった。百人近くの招待客で会場は一杯になり、私もケンの友人や家族としっかり話す機会があった。

学部長のJDの挨拶に始まり、ケンとその家族、友人のスピーチで式は終了。その後も多くの人たちと団欒をし、楽しい時間を過ごすことができた。

この大学に移って以来、お互いの専門分野は全く別なのにもかかわらず、ケンには色々可愛がってもらった。今後もセントルイスにいるようなので機会があれば近い将来再会するだろう。

バイナンスのトラブル@ナイジェリア

IRS特別捜査官としてダークネットの大物を追いかけ一躍有名になったティグラン・ガンバリャンがナイジェリアで高速されて数か月。この記事を読むと米政府も中々助けてくれないそうだ。



少し前に彼に関する本を読んで以来、ずっと注目してきたが、何たる不幸に直面してしまったのか。

関連政府による徹底した調査が必要だとは感じるが、第三世界で政情不安定、経済問題が多い国を訪れる際はこの種のリスクがあることを常に念頭に入れておく必要がある。

この記事にあるように、一度目の方面でリスクが高いことは明らかだったのに、その数日後に二度目のナイジェリア訪問をするほど大切な理由があったのか、そこ辺りの説明が必要だ。

カーディナルズの試合

近い将来、カーディナルズの試合を観に行くことになった。地元チームのゲームに最後に訪れたのは2015年だったようだ。



今回は前回と違い、カーディナルズのユニフォームを持っているので、それを着ていく。

近い最近では、ミルウォーキーで試合を観てきた。




イギリスの大学で起きていること

イギリスの大学機構ではここ数週間に渡って色々起きているようで、今週になってよく聞くのが教員の解雇だ。先ほど、リンカーン大学政治学部や歴史学部の教員の半数が解雇されると聞いた。その学部の人とは先日一緒に仕事をしようとして断られたばっかりだった。他の大学でも似たような動きが最近あったようだ。

サンフランシスコの国際関係学会で、イギリスの大学の政治学部長と立ち話をしたとき、イギリス政府の介入が酷く労働環境が短期のうちに急激に悪化していると言っていた。その大学は日本でもよく知られた研究大学で、日本人も過去に何度も勤務しているが、その種の話は日本語ではほとんど聞かない。

政府の介入は酷いようで、スナク政権の交代を望む声が強い。しかしそれ以上に、給与や待遇、大学の性質等、問題は蓄積されている。大学機構の抜本的な改革が必要なのではないかと思う。

社会科学をするにあたり読むべき記事

西洋の研究者がグローバルサウス諸国の研究助手に、データ分析などを含む最終段階である執筆以外のこと全てをやらせ、最終的に学者としてのクレジットを得るという、政治学でもよく見れられる傾向に対抗意見をぶつける、素晴らしい記事。



政治学における比較政治でもこの種の動きが見られ、非常に残念な傾向だ。学者は肝に銘じて仕事にあたるべきだが、言い訳は簡単にできるのが現実だ。研究費の節約、現地調査の危険性、現地状況・使用言語の習得の難しさ、コロナ以降の海外渡航の難しさなど、元々海外での研究に興味のない研究者にとっては理想的な環境だろう。

抵抗はあれど、この種の見解がこの分野でも広がればと願う。

Comparative Strategy 誌にて研究論文発表

Comparative Strategy 誌にて最新の研究論文を出版した。


ここ数年の間に活躍している、時には大きな問題を引き起こしてきた準国家主体である advanced persistent threat に注目し、なぜグループの多くがロシア、中国、イラン、北朝鮮に属しているのか、何か彼らを強くするのか、などについて考察した。英語版の掲載直後、アメリカの記者から早速連絡が来た。

興味のある方は送りますのでお気軽にお問い合わせください。

素面で旅するZ世代

ガーディアンのこの記事は面白かった。Z世代の多くは前の世代よりもアルコール抜きの旅をしたがるそうだ。



これにはパーティのための旅行やバックパックを含む。この傾向でいいと感じるし、今の大学生を見ていてその種の変化を感じることもある。

私がバックパックを始めたのは18の春で、イギリスから始めアイルランドを通りフランスを訪れた。イギリスは若者の飲酒に対して比較的寛容な社会であることもあり、ロンドンの最初のパブからヨークのユースホステル、エジンバラ、インバネスなどのユースホステルではそこで知り合った旅行者と飲む機会があった。

どれも付き合い程度のもので、翌日には早朝から別の町に向かう旅行者には飲酒はそれほど近いものでもなかった。それよりも私が好んだのは、夜の静かな時間にホステルから出て、その町を一人で探索することにあった。
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