Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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ブルースカイはこちら @norikatagiri.bsky.social。

執筆、講演等の仕事の依頼は nori.katagiri@slu.edu までお願いします。

研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2024年08月

ランサムウェアの論文

先日、ランサムウェアと人工知能に関する論文を完成したこともあり、今は別のランサムウェアの論文を進めている。この論文はもう3年近く書き続けているもので、まだ出版に至ってない。自分の中でもかなり高い質を求めていることもあり、自分が満足する形で完結できていないのが理由だ。

頑張る予定だが、今後は色々な仕事が舞い込んでくるため、どれほど進むのかは不明。このまま論文の形で進めるべきか、本に変えて出版すべきか悩んでいる。

今年のアメリカ政治学会年次会@フィラデルフィア

今年のアメリカ政治学会年次会には参加する予定はない。論文を提出をしてはいたが今回は縁がなかったようで一本も通らなかった。参加される方々にはフィラデルフィアの多くを楽しんで頂きたい。

来年度のはバンクーバーで開催ということで是非とも参加したいと思う。

ちなみにフィリーは去年訪れた。その時の模様はこちらから。


スムージー・キング初訪問

アメリカ生活ウン十年、スムージー・キングで初めてスムージーを飲んだ。

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私が飲んだのは写真左にある、無糖マンゴーとバナナのコンボ。予想以上に美味しかった。

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ジョージ・オーウェルの「一九八四年」読み始め

ジョージ・オーウェルの「一九八四年」を読み始めた。



前から読みたかったし読むべきだったが、色々と時間が経ってしまった。とても楽しみにしている。

三浦まり氏の「さらば、男性政治」読了

三浦まり氏の「さらば、男性政治」を読了した。

素晴らしい作品だった。今まで読んだ政治に関する和書の中で最も質の高い作品だと感じた。

トピック自体は私の専門外であるため、完読するには時間を要したが、時間をかけて完読する価値は充分ある。ジェンダー不平等の問題を中心に、日本の政治と社会を多角的に分析し、どこに問題があるのか、なぜそれが問題なのか、そしてそれらの問題をどう解決すべきなのか、多くの疑問に対してしっかり答えが用意されており、説得力がある。

また、一般図書としてだけでなく、学術的な記述とデータも必要に応じて提供されており、日本のジェンダー問題を理解するためには、この本一冊だけで非常に多くのことを学ぶことができる。また近い将来、この本を再読したいと思うだろうと感じる。

そして多くの人にこの作品を読んで頂きたいと思う。

ニューヨーク再び

出張で久しぶりにニューヨークを訪れることになった。国連などを訪れる。

残念ながら仕事であるため時間は拘束されるが、限られた時間を有意義に過ごそうと思う。

研究執筆が復活

ここ数日の間で、研究生活が復活した。2か月以上、研究に対するモチベーションが低く自分の中で苦闘していたが、秋学期の始まりに伴い意欲が湧いてきた。



早速、ランサムウェアと人工知能に関する論文を完成させ、ジャーナルに寄稿した。徐々にペースアップできればと思う。

模擬国連の担当再び

今年も大学の模擬国連のチームを指導することになった。

最初は学生との3年間の約束だったので、それが切れた今年で終わりかなと思っていたら、今週再び私にこの名誉が与えられた。

模擬国連の担当は学生たちの指導の他にも、チームの予算編成から大学の承認、学生の担当教授との折衝・調整、そしてアメリカ各地で行われている総会参加の準備、ロジ、組織まで幅広く、中々やりがいのある仕事だ。

今年も楽しい時間が過ごせればと思う。

秋の始まり

セントルイスはここ数日で徐々に気温が下がってきた。秋の始まりだ。

今週は夜間の最低気温が11度まで下がり、毛布一枚では寒くなってきた。

日照時間も減ってきた。朝は6時過ぎても外は暗く、夜も前よりも早く日が沈む。

来週は最高気温が30度を超えるようだが、その後は徐々に本格的な秋の始まりになるだろう。

ノード・ストリーム破壊工作の真相@WSJ紙

ウォール・ストリート・ジャーナル紙によって、ノード・ストリーム破壊工作の真相が明らかになりつつある。


この記事で特に印象に残った点は以下の通り。英語版から私が邦訳。

1.破壊活動は3発の爆発による。

2.この活動は国際法違反とも解釈される。北大西洋条約機構の集団的自衛権の行使も考えられる。

3.2022年5月の協定により、ウクライナ軍は金欠のため、合計三十万ドルの破壊活動費はウクライナ人のビジネスマンが支払った。

4.小さなヨットを借り、女性一人含む計6名が任務をこなした。女性を入れ周囲の疑いの可能性を低下させた。

5.破壊活動のアイデアは飲み会にて生まれた。

6.ゼレンスキー大統領は最初この活動を承認した。口頭のみの承認で、紙面の証拠を残さなかった。

7.ゼレンスキーの承認後、オランダ軍の諜報部がこの作戦の情報を聞きつけ、CIAに伝えた。CIAはドイツに伝達。CIAの反対にあったゼレンスキーは反対に転じた。

8.破壊活動はウクライナ軍のザルジニー司令官が指揮し、ゼレンスキーの反対を無視し作戦を決行させた。
9.ノード・ストリーム爆発後、ドイツ諜報部が2年調査を行った。

10.プーチン大統領はCIAの仕業だと言及。

11.今年6月、ドイツ司法部は活動にかかわったウクライナのダイバーに逮捕状を出した。現在、ドイツ諜報部はザルジニーとその補佐を調査中。

12.ウクライナにとってノード・ストリーム破壊工作の利点は2つ。欧州国に対するロシアのレベレッジの弱体化が1つ。もう1つは、ノード・ストリームを破壊することにより、ウクライナを通り欧州に流れるロシアのガスのトランジット費を上げることができること。

13.ウクライナのダイバー達はHMXという時限爆弾を使用。

14.爆発後、ドイツからの脱出を急ぐダイバー達は使ったヨットを綺麗に洗わなかったため、爆弾、指紋、ダイバーのDNAなどの証拠を残してしまい、それを元にドイツ当局に携帯番号などが発見され調査に至った。

15.米当局は、工作費を支払ったウクライナのビジネスマンの関連情報の提出をグーグルに依頼し、それをドイツ当局に渡した。

16.ポーランドの港町で当局に一度捕まったウクライナのダイバー達はEUの旅券を見せ(注:ウクライナはEU加盟国ではない)、そのまま作戦を決行した。

17.ポーランドは捜査に協力せず、これがドイツ当局による調査を妨害しているという。
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