Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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2024年09月

村木厚子氏の「日本型組織の病を考える」読了

村木厚子氏の「日本型組織の病を考える」を読了した。

とても読みやすい、良い本だった。著者の大変な体験を経てキャリアを上り詰める過程で得た見識からは学ぶ点が多い。

また、著者は赤裸々に家族観を語り、今後の日本がどのような政策を作り上げるべきかなど、複雑な日本社会を生きる上で良い教訓となる視点を多く披露している。

是非お薦めです。

石破新総裁の「日本の外交政策の将来」論文

石破新総裁がハドソン研究所に寄稿した「日本の外交政策の将来」論文だが、中々面白い。以下のリンクのページを下までスクロールすれば日本語版が読める。



同時に、実際にこの政策を施行しようとすれば大きな問題になることが簡単に想像できるため、優先順位の高いはずの国内選挙戦略としては、この施行は10月下旬の総選挙後まで待ったほうがよいし、メディアでの炎上も控えるよう細心の注意を払うべきだ。

外務省のアメリカ・スクールはその交渉の難しさから相当嫌がるだろうし、様々な形で抵抗するだろう。しかし、これを忠実に行う勇気と能力を備えた外交官はその分、しっかり評価されるべきだろう。

また、防衛省からも相当の反対が予想される。今までのアメリカに従順するやり方が心地よいため、この種の抜本的な改革を嫌がる人が多いのは想像に難しくない。私も、色々な所で講演や授業をする際、新しい政策を提案するときまって、「(私のような)外部の人には黙っていて欲しい」という種のコメントを頂く。理解はできるのだが、状況を改善しようとはあまり思っていない方にその種の対応は多い。

大雨の金曜日の仕事

ハリケーン「へリーン」の来訪で大雨となった金曜日は自宅で仕事をした。査読論文2本入っていたので、コメントを書き上げ終わらせた。それにイベント・グラントのための提案書を完成させ提出し、自分の研究論文にあたった。

先日、日本で食事の際に話に出たが、1年で大体20-30本の査読をしており、9月下旬のこの時期には徐々に論文提出のペースが上がってくる。

加えて、今週は生徒2人から推薦状の依頼が舞い込んできた。この2か月で合計6人ほどから依頼されている。みんな大学院やロースクールを目指して頑張っている。

石破茂議員との一枚

昔のエントリーから。

米空軍時代、石破議員に30分もの時間を頂いて、日本の防衛問題に関する質問に答えて頂いた。とても真摯に、そして時に議員個人の意見も混ぜながら、多くを語って頂いた。とても良い思い出。

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村木厚子氏の「日本型組織の病を考える」読み始め

村木厚子氏の「日本型組織の病を考える」を読み始めた。



大変な苦労をされて国に務めあげた方による論考。とても楽しみにしている。

和田泰明氏の「ルポ年金官僚」読了

和田泰明氏の「ルポ年金官僚」を読了した。

とても残念な作品だった。ここ数十年に渡る日本の年金に関する議論を、官僚と政治家の間の関係と政策の変遷に焦点を置き叙述するものであり、主題にある「ルポ」と呼べる作品ではなかった。

大切なトピックであるため、これを説明する著者には感謝しているのだが、大きな問題があった。それは各章、各段落において話の中身が時系列的に飛び跳ねることがあまりに多いことだ。少し「面白いな」と思える政治闘争の話があれば、その直後に突然10数年前の話に引き釣り戻される。と思いきや突然最近の話に引き釣り戻される。

これが何度も別の個所でも繰り返されるため、本自体を読み進めることが非常に困難になる。結果として一つの話を時系列的に、及び論理的に理解しながら読み進めることができなくなり、読み終えた時点でこの本の主張は一体何なのかと考えても、それが何なのかはっきりしない。

著者には別の作品もあるようなので、それに期待したい。

現代ビジネス「ブックオフが都内店舗を続々「閉店」…!突然の10月閉店ラッシュにファン落胆、業績好調だったハズがなぜ?」

なんだって!と一瞬思ったが、ブックオフのサイトを見てみると、埼玉県草加市を含めて新しい店舗を出しているようなので、閉店ラッシュというよりも戦略的な配置換えの可能性もある。



このブログで評価している書籍を含めて、私が買う本のほとんどはブックオフから来ている。なのでこの会社には今後も繁栄し続けて頂きたい。

NHK「【アメリカ大統領選 望月麻美キャスター現地報告③】ユダヤ系ロビー団体 影響力は」

私もアメリカ外交政策を教える際に深く言及する、イスラエル・ロビーの話。この国の社会と経済を理解するには大切なトピック。



記事にある、セントルイス選挙区のコリ・ブッシュの敗北はイスラエル・ロビーがどのような手法を用いるのか、の典型的な例だ。セントルイスのようなイスラエル・ロビーが比較的大きく活躍しない場所でさえも、必要な時には政治的に活動し結果を残した。

ちなみに日本ロビーは80年代まで一定の影響力を誇示していたが、最近はほとんど目にしない。静かにやっているのなら理解はできるが、今回の日鉄・USスティールの件でも見られたように、アメリカのロビー社会の現実を理解していないふしも時々見られる。

インドのサイバー専門家相手に講演する予定

オランダの研究所の依頼で、インドのサイバー専門家相手に講演をすることになった。



これは今年3月に研究所を訪れた際に依頼されたもの。今後も関係を強化していきたい。


TBS NEWS DIG「上級生が激しくドアを叩き…「おい!出てこい!」 防衛大の元学生“いじめ”の訴え 適応障害で退校 幹部自衛官養成の現場で何が【調査報道】」

残念な話で辛くなるが、この種の状況をしっかり報道することは大切だ。



報道されているいじめを放っておくと加害者も被害者も次の世代に引き継ぐ可能性が残る。防衛大学校の環境を向上するためには、即座の対応が必要だ。
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