Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2025年01月

東洋経済「4655mの峠越え「タジキスタンの温泉」入ってきた」

中々行くことのできない場所の温泉に家族旅行をしたという面白い記事。



楽しみも苦闘も両方書かれているバランスの良い記事だと思う。ただ実際は、記されている以上の問題が色々あったはず、それも楽しみの一つなのかもしれないが。

この種の長距離バス旅行を私が最初にしたのは18のときだった。スコットランドの Kyleakin からグラスゴーまでのバスは6時間超で大変だったが。ただしあの絶景を見るには充分価値があった。

DeepSeek の到来

DeepSeek R1 の到来でアメリカの最先端技術産業は混乱している。気を付ける点などが既に記事になっている。以下のはその幾つか。



東洋経済「「完全防御は困難」でどうする?サイバー攻撃対策」

現在のサイバー安全保障の全体図を上手にまとめた良記事だ。



あえて言えば、肝心の最後の部分をもっと語って頂きたかった。

現在官邸を中心に議論されているアクティブ・サイバー・ディフェンスの選択肢をどのように合法化しどのように運営すべきなど、多くの方々が検討しており、そろそろ外に出してより広い議論がなされるべきだ。

ICEとFBIの共同強襲@シカゴ

日曜日午前中、シカゴではICEとFBIの共同強襲が始まったようだ。



就任して一週間足らずだが凄い行動力だ。何人ほどの逮捕者と国外追放者につながるかは分からないが、似たような強襲を恐れて職場放棄する大人や、不登校に陥る子供は増えるだろう。

シカゴは経済的にも社会的にも大きな影響を受けることになる。

来月は国際関係学会でシカゴを訪れる予定だが、アメリカ内政の話題も相当なものになるだろう。

デイリー新潮「いまや大卒の就職率は「98.1%」で初任給「40万超」も…深刻な“若手不足”の一方で「氷河期世代」が全く報われないのはなぜか」

氷河期世代の一人としてこの記事にはとても強く共感するのだが、記事のコメント欄でも見られる種類の格差問題に今後発展するのではないか、と感じる。更にこの現象に対し、政治経済的に有効な対策が取られていないのではないかと危惧する。



ここでの問題は日本経済の構造的なものにあるのではないかと思う。それは世代や就職機会の問題ではなく、世代間の経済格差を解決すべく政治的な道のりが示されていない点だ。

今年の初任給の上昇はそもそも、日本の景気が良くなったからというわけではなく、人手不足が理由で企業間の競争が高まり、よりよい人材を求めて給与を上げていることに起因する。つまり、有効な経済政策から生まれたものではない。

日本経済の根本的な問題が解決されなければ賃金が一時的に上昇したところで、日本人が本当に必要としている生活は得られないのではないかと感じる。

日本のメディア・スキャンダルの奇妙な力学

今回のフジテレビの大問題で思い出すのが、日本のメディア・スキャンダルのいびつな力学。日本国内の既存メディアはスキャンダル初期にあたり文春以外基本的に何もしないので、このような構図の元でスキャンダルに発展する。

1.事故が起きる
2.時間をおいて文春砲
3.国内メディア、政治家、司法などは無視
4.海外メディアが取り上げる
5.国内メディアがようやく取り上げる

政治学者ケックとシキンクのブーメラン効果を思い出す。政治学会ではこのネタで論文が数本書けるはずだ。

ただ、とても残念に思うのは、今回の一連のスキャンダルは少なくとも道徳的に非常に大きな問題のある出来事であるのに加え、政治や司法が全く動かない点だ。

グローバルサウス研究のワークショップに参加予定@国際関係学会

今年の国際関係学会はシカゴで3月上旬に開かれる。私も参加して研究を発表するし、友人にも会う予定だ。

今回は新しい試みが一つある。グローバルサウス出身で、グローバルサウスに関して研究している若手研究者のワークショップに、個人のパネリストとして参加することだ。参加者は30名ほどいる。

これは国際関係学会主催による、GSQからの依頼で私が引き受けた役目で、若手研究者の出版を促進することを目的とする。

私の仕事は具体的に、2つのパネルに登壇すること。一つはGSQの編集委員として、ジャーナルで出版するための一般的なアドバイスを行うこと。もう一つは、研究者が実際に書いている論文を4本読み、みんなの前で各々にコメントすることだ。

GSQの副編集長に就任して早2年。自分のポートフォリオにグローバルサウスという、とても大切な研究トピックを加えることができて嬉しい。

雪上に残る動物の足跡

凍結した残雪の写真。近所を歩くと雪の上を歩いた動物の足跡が凍って残っている。

大きなシカが歩いたようだ。

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これは犬?

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マイナス18度で外出するとこうなる

火曜日朝は早朝に外出した。その時の気温はマイナス18度。

このブログの読者は過去のエントリーで、私がマイナス15度のところを2度ほど強行散歩して酷い目にあったということを覚えているかもしれない。

今回は10分ほどの外出だったのだが、かけていたサングラスが凍った。あまりにも寒いので、私の目から出ていた涙がサングラスに漂着し凍結したのだろう。歩いている間は顔が痛いので、話す気にもなれない。2週間以上に降った雪は路上で凍っており、その上を歩くとバリバリ音がする。とんでもない場所だ。

少し前に、カザフスタンで数年仕事をしていた友達の言っていたことを思い出した。曰く、マイナス40度とマイナス20度は、なんとなく同じぐらいの寒さだろうと感じられがちだが、実はかなり違うのだという。

すいません、想像したくもないです。マイナス18度でもかなりヤバかったです。

東洋経済「欧州にバチカン市国より「小さな国」設立の可能性」

面白い情報が満載の、とても良い記事だ。


ベタクシ教団のサイトを見ると、本部のあるティラナの他にブリュッセルに事務所を構えているようで、政治的に動くための布石が敷かれている。
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