Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

経歴・学術論文等はこちら:https://researchmap.jp/katagirinoriyuki

ブルースカイはこちら @norikatagiri.bsky.social。

執筆、講演等の仕事の依頼は nori.katagiri@slu.edu までお願いします。

研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2025年07月

共同通信「長射程ミサイル、熊本に配備 25年度末、反撃能力保有へ」

日本の防衛力が着実に向上している証の一つ。



技術に関する有益なコメントも幾つか読める。国産防衛・抑止力向上の必要性は今後も増し続けるだろう。

ダイアモンド・オンライン「国立大学教授の給料が「かなり安い」悲しい理由」

記事で言及されている著者の最新作品は最近購入した。後ほどこのブログで書評する予定だ。



この記事からは、大学教授の昇進や役職、給与形態が端的にまとめらている。また、教授間の紛争も多角的に言及されており、広い意味での大学教授の仕事をうかがうことができる。

軍事人工知能に関する論文を書き始めた

ここ数か月の研究を経て、最近、軍事人工知能に関する論文を書き始めた。

先月訪れたユトレヒト大学での研究会からは大きなインスピレーションを受けた。そこで発表した論文はプロジェクト・メイブンに焦点を置いたものだったが、今の論文はそれをより体系的に分析し、軍事人工知能と国際法と規範の関係を解明しようとしている。

アメリカの政治学会ではこの種の研究はあまり進んでいないように感じるが、ヨーロッパのはペースが速く、研究途中でも多くの若手が発表し切磋琢磨している。それにも勇気づけられる。

アメリカへの再入国

この数か月の間、アメリカへの再入国の段階に懸念がある人が増えた。入国審査が厳しくなり、入国拒否を受けた人たちがメディアに取り上げられたことに起因する。

私は同時期に、アメリカに複数回再入国したが、どれも問題はなかった。通常通りの書類を入国審査官に見せて、質問されればそれに正直に答えるだけだった。質問されずに、20秒ほどで審査が終わった場合もあった。

ご参考になれば幸いです。

先週の一部メディア報道

このブログでは日本のメディアに対して批判的な意見を述べることがあるが、先週の一部メディアは特に酷かった。石破政権の退陣を推し進めるべく世論操作に近い報道をし、結果として誤報に終わった。訂正はなく、それ以降もその報道を否定しない感じの記事を出し続けている。

この種のオールド・メディアの人気が低下するのはよくわかる。ファクト・チェックすべき機関がファクト・チェックされるのであれば、新しい形のメディアを我々が望むのは当然のことだろう。

デスク・リジェクトに1か月もかけるジャーナル

少し前に提出した論文が査読を経ずに帰ってきた。デスク・リジェクトだ。それをするだけでこのジャーナルは1か月も要している。この間、査読に出されていたのだと思っていた。デスク・リジェクトにもっと長くかけるジャーナルも他にはあるが、大きな時間の無駄だ。

私が副編集長を務めるGSQはデスク・リジェクトでもほんの数日だ。私が直接担当する論文に関しては基本的には2・3日、長くて1週間もあれば、しっかりしたコメントと共にそのような結果を著者に伝える。

GSQに論文を寄稿する研究者は若手を多く含み、一つ一つの論文が人生を左右し兼ねない彼らにとっては時間は特に重要だ。他のジャーナルにもこれはあてはまるだろう。この点は編集者は真剣に取るべきだ。

春江一也氏の「プラハの春・下」読み始め

春江一也氏の「プラハの春・下」を読み始めた。

上巻が素晴らしかったので下巻も読むことにした。楽しみにしている。




小保方晴子氏の「あの日」読了

小保方晴子氏の「あの日」を読了した。

良い作品だった。科学的な話の部分は理解はできないが、研究者として著者が相当の努力をしてここまで上り詰めたことなどよく分かる。著者による主題の説明も明確だし、当事者のドロドロした関係や必死な自己保身も赤裸々に綴られている。202ページに出てくる著者に対する周到な「罠」などまさにそれだ。

一方で、登場人物の会話などそのまま引用されている印象があり、当事者の許可を経てそれらが公開されているのか疑問に思った。会話の直接引用は暴露本としては有効だが、道徳的な問題など注意を要する。当事者の意向などが書かれていないためこの点を疑問に思った。

しかしもう一方で、当事者の引用許可など期待できないほどの内容がこの本で告発されているため、道徳的な問題よりも、この問題の過程をできるだけ正確に事後説明しようとする努力が伺える。名誉棄損やその他の責任所在に関する法的可能性が伺われ、そのための土台を築くための著者による主張であるように思える。それほど著者の真実を伝えたかったのだろう。普段から記録・日記をつけておくことの重要性も含んでいる。

東洋経済「何をすればいいのか…絶望の中で見える「サイバー保険」の意外な価値、いつ事業が復旧できる?被害に遭って初めてわかること」

日本のサイバー保険の現状が欧米のとどう違うのかなどは前から気になっていた。読みやすく、とても良い記事だった。


東洋経済「「コメの値上がりはトランプのせいか?」、シルクロードの中心で日本のコメ問題について聞かれた不意打ち。世界一周旅、新疆ウイグル滞在記」

とても面白い、良い記事だ。私にとっては中々行くことのなさそうな場所なので余計にそう感じる。



ウルムチに地下鉄があったとは知らなかったが、人口400万人もいれば納得できる。更に、バーガーキングやマックに加え、「ユニクロも無印良品も複数店舗を展開している」とある。
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