Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

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2025年10月

東洋経済「合計9000億ドル!なぜ日韓はアメリカに搾り取られるのか、日本と韓国が対米貿易黒字国の上位に長年位置していたことが背景に」

最近の日米経済関係を「搾取」の視点から見る稀な記事だ。



とは言っても、「日本と韓国が対米貿易黒字国の上位に長年位置していたことが背景にある」とあるだけで、赤沢大臣が中心となってまとめた今回の関税譲歩に関しては一言もない。

いわゆる「搾取」の分析がほぼ存在しないのが不思議でならない。今後の日本経済にどのような影響があるのか明らかであるからだ。

特に、日米問題の日本人専門家からまともな批判の声が上がらないのが、現在の日本における日米関係の学会・メディアの性質を示している。

ドイツ西部の紅葉

この時期のドイツ西部は紅葉が美しい。今朝のデュッセルドルフ郊外にて。

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レーマー広場@フランクフルト

ドイツ国内移動の合間に30分あったので、フランクフルトの名所レーマー広場を訪れた。ここを訪れるのは2022年以来かな。

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ローマでの予定

来月訪れる予定のイタリアでカトリック神父と食事することになった。

彼とは長年の知り合いで仕事仲間となったときもあった。今回はローマの酒場で会って昔話に花を咲かせる予定だ。

論文再投稿

ここ最近の間にリジェクトされてきた論文を数本改訂し、別のジャーナルに投稿した。今回は複数の論文の文字数を数千字単位で削るのに苦心したが、うまくまとまって自分でも納得することができた。

人工知能に関する研究で、良い結果が出せればと思う。

日経ビジネス「中流消滅、7人に1人が「最下層」 格差データが示す日本企業の罪」

この記事は多くの人に読んでほしい。



「日本の貧困率は15.4%」とあるように、「日本の大部分は中産階級」という昭和・平成の考えはもう止めたほうが良いだろう。比較されているアメリカはもちろん人種や地域によって貧困の差が激しいが、日本の場合はそれらの要素は弱いため、日本の貧困率は社会・地理的により広く分配されていると予想する。

「ひとり親世帯の貧困率は44.5%と突出」とは大きな問題だが、今回の総裁選でもまともに議論されることはなかった。政治家とメディアがこの問題から目を離していることが明らかだ。

更に、アンダークラスという概念も現実的なものだ。引用されている橋本教授の研究によれば、「アンダークラスの平均年収は216万円で、正規労働者階級の約4割にとどまる。男性の未婚率は74.5%と高く、子育てや家庭形成を負担する能力が十分に確保されていない」とある。ではアンダークラスの女性の未婚率や現状はどのようになっているのか、相当大変な状況にあるのではないかと不安になる。

また、一番下の左グラフにあるように、賃上げの年代差も深刻だ。40歳代、50歳代のいわゆる就職氷河期の年代の苦労が未だに続いていることが分かる。私もこの年代に属するが、状況はこれから更に悪化するのではないかと感じる。メディアがまともな仕事をしているのであれば、徐々に、世代間による所得再分配の話が出てくるのではないかと思う。

国際関係学会(ISA)に参加決定

今年度の国際関係学会(ISA)に参加することになった。開催地はオハイオ州コロンブス。

合計4つのパネルにアサインされているようだが、幾つかは断ることになる。肝心なのはネットワークと学会中に開かれる予定のGSQの編集委員会議とランチ。

寒い時期だが楽しもうと思う。

今日のルーブルでの事件で考えること

今日のルーブル美術館でのようなことも起きるので、気になっている美術館や芸術館は行けるときに行っておいたほうが良い。もちろん、入館チケットを持っている日に今回のような盗難に入られればたまったものではないのは分かっている。

それに加えて、私の同僚が研究していることもあり、最近は世界の有名美術館のコレクションの返却に興味を持っている。大英博物館やメトロポリタン博物館以外にも、中東やアフリカ、南アジアや南米諸国の美術品が欧州の大手美術館で展示されているが、状況に応じてそれらを母国に返却しようとする動きだ。この種の動きがここ数年の間に加速してきたことを私は評価している。

大手美術館のメインコレクションにも影響はあるだろう。訪問する際は、それぞれの展示品の状況をできるだけ理解し、各々にユニークな政治的な背景があることを留意すべきだ。

ビリケン人形

大学のイベントに出席した際にもらったビリケン人形。オフィスに飾っておきます。

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フィレンツェ出張が決定

学会から招待を受け、来月フィレンツェに出張することになった。インターネット時代の民主主義の役割について話すことになった。

少し急な話だがイタリア訪問は久しぶり。前回はミラノとベネチアなどを回った。






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