Politologue Sans Frontieres 「国境なき政治学者」

セントルイス大学政治学部教授。国際関係学科主任。元米空軍教員。

経歴・学術論文等はこちら:https://researchmap.jp/katagirinoriyuki

ブルースカイはこちら @norikatagiri.bsky.social。

執筆、講演等の仕事の依頼は nori.katagiri@slu.edu までお願いします。

研究者の方々へ、Global Studies Quarterly (https://academic.oup.com/isagsq) への寄稿を是非ご考慮下さい。副編集長として編集作業に携わっております。お気軽にお問い合わせください。日本の多くの大学がそうであるように、JUSTICE (https://contents.nii.ac.jp/justice) 所属大学の方々はオープンアクセス出版料金が免除されます。

2025年12月

ルネサンス絵画を観にウフィツィ美術館を訪れた@フィレンツェ

日曜日は昼前に外出。少し寒いが天気は良好。

20251221_124139

フィレンツェには様々な人がいる。街のこの部分は移民街で、南アジア人が革製品を筆頭にお土産を売っている。ジャケットでも何でも5ユーロと言ってきて「2ユーロ」と返すと、本気になって交渉しようとしてくる。もちろん相手にせず、先を行く。イタリア製品ではないだろうし、仮にそうであったとしても、粗悪品なのは間違いないからだ。

20251221_124348

午前中はダビデ像を観て、午後はルネサンス絵画を観にウフィツィ美術館を訪れた。入館券は予めネットで購入。

20251221_162607

20251221_164220

本館1階は大したことがないが、2階に上がると傑作品を連発してくる素晴らしい美術館だった

20251221_165418

20251221_172906

天井画が一貫して圧巻だった。

20251221_165305

20251221_165142

20251221_170143

20251221_170204

美術史の教科書で何回見たことだろうか。ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」。

20251221_171644

20251221_171656

同じくボッティチェリの「プリマヴェーラ」。うちの人は、右端の青い人間(ゼピュロス)が何か企んでいるのではないかと言っていたw。

20251221_171559

左下の足の詳細。

20251221_171756

眠れるキューピッドとのこと。

20251221_172755

20251221_173349

美術館の喫茶店から見れるヴェッキオ宮殿。

20251221_173718

フィレンツェのカフェとオニサンティのサン・サルバトーレ教会

フィレンツェまで行って仕事とは想像しがたいかもしれないが、前述の通り、ここには欧州を代表する研究機関もあり、研究者は結構滞在している。

その朝早くホテルを出た。

20251222_073547

向かったのはこの喫茶店。

20251222_074351

仕事始めのカプチーノ。

20251222_074901

そして川沿いを歩いて目的地に向かう。

20251222_082419


20251222_082424

帰り道、オニサンティのサン・サルバトーレ教会に入ってみた。

20251222_102745

13世紀建築の内部はとても印象的だ。

20251222_102442

20251222_102602

20251222_102626
 

20251222_102644

現代新書「プーチンのアメリカへの「狂おしいほどのラブコール」が片想いで終わってしまった理由…米ロ関係が決定的に変わってしまった「分岐点」」

ブッシュ元大統領とプーチン大統領の関係を、あまり語られていない角度から考える面白い記事だ。



ブッシュ政権は対ロ政策だけでなく、様々な外交政策で世界を落胆させた。ネオコンの圧力に押しつぶされ米国益を大きく損なった点は、私の世代の国際政治学者はよく覚えている。現政権を批判することは難しくないが、ブッシュも相当酷かった。

そして当時の日本外交はそのブッシュに追随し続け、風刺画などで未だに酷評されている。そして理解できないのが、当時の対米政策を批判的に検証する研究が、日本の学問でまともに行われていないこと。

東洋経済「西欧が支配する世界秩序が終わりを迎えている、新興国など世界が西欧に突きつけているのは戦争による終焉か、より平和的な体制移行だ(後編)」

国際政治の記事であるため興味を持ったが、多くの問題を含んでいるため注意を要する。



文頭から誤解を招く表現が多く、より上手に編集して頂きたかった記事だ。例えば、戦後世界は米ソ二極化体制が続き、アメリカの覇権は冷戦後のほんの数年間だ。

また、「第2次世界大戦後、唯一の大国として君臨し始めたアメリカ」や当時「世界はすべてアメリカを中心に回ることになった」などアメリカ人でさえも思っていない。

バチカン市国を再訪した

運のめぐり合わせで、バチカン市国を再訪する機会を得た。クリスマスイブの前日夕方で結構込み合っていた。

20251223_165936

今回もサン・ピエトロ寺院を中心に回った。前回足を踏み入れなかったコーナーも幾つか回った。

20251223_164038

天井。

20251223_164157

20251223_164050

20251223_163104

20251223_162655

20251223_162533

20251223_163344

この日は小雨で、我々は5時過ぎでも開いている近くのピザ屋で夕食を取った。

20251223_164443

2025年度版の推薦図書5作

毎年恒例の、この1年で読んだ作品で推薦したいものを列挙する。普段は10作挙げていたが、今年は読んだ数が少なかったこともあり、5作のみ厳選する。敬称略。順不同。

1.永井荷風「ふらんす物語」

2.小林多喜二「蟹工船・党生活者」

3.遠藤周作「沈黙」

4.春江一也「プラハの春」

5.戸部良一ほか「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」

フィレンツェの Galleria dell’Accademia でダビデ像を観てきた

美術史の授業で必ず出てくるダビデ像を観ることができた。場所はフィレンツェ中心部から少し北にある Galleria dell’Accademia。デュオモから細長くかわいい道を歩く。

20251221_112309

予約していって正解だった。翌日は休業日なので、予約なしの人たちの列は長かった。予約時に到着した我々は比較的スムーズに入館できた。ギャラリー入口の写真は撮り損ねた。入館して我々がまず向かったのはもちろんダビデ像。

20251221_114733

ついに目にすることができて嬉しかった。興奮が冷めないうちに、像の裏側に回り込み、もう一枚撮影した。

20251221_121119

ダビデ像同様、これもミケランジェロの作品。

20251221_122449

このギャラリーはとても面白かった。石像がこれでもかというほど多く置いており、この種の芸術が好きな方にはたまらないだろう。私も観ていて楽しかった。

20251221_122226

20251221_122237

20251221_122250

20251221_122254

東洋経済「ランサムウェアは何カ月も潜伏するのがフツー《アスクルとアサヒGHDへの「サイバー攻撃」》対策していたのに被害・・・どこに隙があったのか」

ランサムウェアがどう行われるのか、何を目的とするのか、どのような手順を踏むのか、という問題に関して説明する、良い記事だ。



少し指摘したいのは、3ページの「暗号化はあくまで結果であり、攻撃のゴールではありません。攻撃者にとって本当に重要なのは、その前段階で行われる活動です。」という点だ。確かに暗号化の「前」の段階は重要なのだが、実はその「後」の交渉の段階が特に大切だ。ここで支払額や支払い後のハッカーの動きが契約されるため、被害者側の総計ロスとお互いの今後の動向が決まる重要な時間だ。この点を留意すると、「本当に重要なのは」指摘されている以外の部分にある。

本記事に関してではないが、もう一つ違和感がある。それは2ページにあるように、被害者の会社がその声明の中で謝罪している点である。ほとんどの場合、ランサムウェアは被害者の問題であるべきでなく、賠償する責任は攻撃側にある。謝罪すべきなのはハッカーの方である。

この謝罪を中心とする動きは日本文化特有のもので、海外諸国の被害者が謝るのは非常に稀だ。日本の被害者はこのように責任を認めるべきではない。賠償責任を攻撃側に請求し、その必要性を声明文に書き、ステークホルダーに理解することを求めるべきだ。

フィレンツェのヴェッキオ橋を再訪した

人生の小さなめぐり合わせで、フィレンツェに戻ってきた。クリスマスという感じはドイツやスイスほどではないが、イタリアのここトスカーナ地方でもお祝いしている。

今日はヴェッキオ橋を再訪した。前回来れたのは夜だったので、今回は夕方の美しい時間に来れて良かった。

20251221_162801

ヴェッキオ橋から西に向かって。

20251221_155713

そして東に向かって。

20251221_155522

カトリック教会司祭館を訪問した

今回は非常に大きな名誉を得た。カトリック教会総本山ローマにある司祭館に招かれ、そこに住む神父たちに挨拶をし、数時間懇談する機会を得た。

詳細は割愛するが、この自動ドアが開き、招待してくれた神父と内部に入った。

20251219_195136

建物は大きな壁で囲まれていた。司祭館に入るにも4重のドアがあり、一つ一つ別々の鍵を使って通る。私が働いていた空軍基地のセキュリティよりも厳しいのではないかw。

20251219_195150

建物の一階ロビーで簡単な説明を受けた。そこで日本のカトリック教会に関するイタリア語の書物を見つけた。人工知能の研究も行っていた。写真はさすがに撮れない。

そして屋上に上ってローマの景色を堪能した。奥の大聖堂がバチカン。

20251219_201052

ローマ・テルミニ駅の方向。

20251219_201101

20251219_201544

左の大聖堂がバチカン。

20251219_202335

司祭館内部のチャペルで短いブリーフィングを受けた。ここは外部アクセスは許されていないという。

20251219_203029

神父たちが生活する場所も色々見せてもらって大きな見識を得た。非常に感謝している。

神父たちの食堂に移動し、普段会うことのできない人たちに挨拶をし、お互いの出身地の話などをした。世界各国のカトリック教会からここに16名集まり、生活をしている。

20251219_203327

20251219_221511

司祭館正面入り口。うまく写真が撮れずに申し訳ない。

20251219_221524
月別アーカイブ